アイドルという名の虚像

推しは多けりゃ多いほどいい (誰でもいいわけではない)

キンプリのこと

びっくりしたけど、でも、どこか納得できてしまったのが本音。

 

一出戻りファンからすれば、海外進出の先に何が見えているのかは正直理解しきれないけど、キンプリ、特に平野くんがジャニーさんとの約束を大事にしていることだけはずっと伝わってきてた。

 

あくまで私の憶測に過ぎないけど、平野くんは(Wゆうたもかな)日本での仕事を一度捨ててでも、海外進出に挑戦したい気持ちがあったと思う。

一方でれんかいは、今まさに演技仕事のキャリアを築いている最中で、波に乗ってきたばかり。それを途切れさせてまで海外へ急ぐことに賛同しきれなかったのでは。

それが、活動方針や熱量の違い。

 

平野くんは会員向けブログで、(海外でも通用するグループになるという)僕の中の一番大きな目標に全て繋がると信じて活動してきたと書いていた。

 

海外に行く前にまず日本での基盤も必要な事、ジャニーズである以上、バラエティやドラマのお仕事にも取り組んで知名度をあげていくのがセオリーなこと、全部分かった上で、最後には夢に繋がると思ってきたんだろう。

 

まだ海外にチャレンジすらしてないのに、何でもう遅いとか言うの?って意見もあるけど、まさにそのチャレンジすら出来ずに時間だけ経っていく現状に耐えられなくなったってこと。

 

最新シングルのツキヨミに関しても、昼はそれぞれ仕事をして夜に集まってダンスを練習した日もあると語っていた。この話を最初に見た時は、パフォーマンスに対してストイックだな、と改めて感心していたけど、今になって思うと、パフォーマンス力を高めて世界に挑戦したかった平野くんたちからしたら、本末転倒だったのかもしれない。一仕事して、疲れてからしか本業のために集まれる時間がないんだから。

 

ファンの中には、キンプリは方向性がすれ違わないように話し合いをたくさんしてきたのに、おかしい!という人もいるけど、私は逆だと思う。

だって、表面的な話しかしていなくて、「俺たちいつかはジャニーさんとの約束を果たそうな!」という認識なら、すれ違いは生まれないはず。

何度も話して、お互いの気持ちを知るうちに、熱量の違いや今優先したい活動の違いが浮き彫りになってしまったのではないかと思う。

 

今国内活動をストップして海外へ行って、芝居の仕事を再開できるのはいつ?そのとき、自分の出られるポジションがある保証は?

今は国内で他の仕事と両立してパフォーマンスを磨いたとして、いつ海外に勝負をかける?ここから何年スパンで計画していくのか?

どっちが正解とか、どっちがファン思いとかそういう話でなく、自分のキャリアや人生をどうしたいかって話。

 

 

とはいえ、発表のタイミングも謎だし、表立って言えない話があるのは事実だと思う。(というか、全部の話をオープンにできるアイドルなんていない)

でも、それを陰謀論まで発展させたり、歌詞を引っ張ってきて、私たちはわかってる!キンプリを助ける!と言って何になる?それって、本人達にとって嬉しい事?そういうファンの暴走が世間で話題になるのって、辞める3人にも残る2人も逆風にならない?

 

私が応援してきたキンプリは、勉強の面ではおバカな子たちだけど、人間としては賢い人たちだったはず。それなのに、一人の大人としてそれぞれが決めた事を、大人たちに操られている!って言うのはアイドルファンがアイドルを馬鹿にしてるようにしか思えない。

陰謀論の先には何もないよ。虚しいだけ。苦しいだけ。

 

もちろんまだまだ悲しくて、キンプリのことで頭はいっぱいだけど、来年5月まではキンプリとして駆け抜けると決めたなら、3人の去り際を見届けるし、2人の覚悟も見守る。

 

これまでも大変だっただろうし、これからも大変なんだろうけど、5人が少しでも健やかに穏やかに過ごせることを祈っています。