アイドルという名の虚像

推しは多けりゃ多いほどいい (誰でもいいわけではない)

平等至上主義に思うこと。

ジャニーズアイドルの格差問題。最近の風潮として、平等こそ正義!みたいなのありません?これが私には理解できないんですよね。なんでだろう。

 

普通に考えて、平等なんてものはそもそも存在しないんですよ。だって、どのグループでもメンバーの人気度はバラバラだし、得意なことや向いていることもそれぞれだし。仮に事務所が平等にプロデュースしても、自然と差はつくと思っているので。(というより、アイドル界だけじゃなくて世の中に平等なんて存在しないと思ってます)

 

もちろん自分の応援しているアイドルが冷遇されたらファンの人が面白くないのは当然です。ただ、それが運営側へ対する不満になるのはあまり建設的じゃないって話。ジャニーズは今や一般の人にも受けるというより、ジャニーズが好きなごく一部の人がものすごくハマるエンターテイメントだと思います。広く浅くじゃなくて狭く深く。それはそれで良いと思うんですが、生き残るにはその中でも“一部の人”の枠をいかに広げて維持するかが問題。そのためには好きとまではいかなくても顔は知ってる、名前聞いたことある、という層を増やすのがはじめの一歩。ドラマやバラエティで顔と名前を売ったら、音楽番組に出た時に目に留まることもあるでしょう。そこからファンになってもらうにはやっぱりパフォーマンスとか見た目とか。そこはまた別の話なので今回は無視します。

 

一般の人にも顔を覚えてもらいましょう!と言っても一気に大人数の顔と名前を売るのは無理です。やっぱり誰かしら入り口になる人が必要。まずはその人の知名度をあげることがグループの知名度に繋がると思います。そんな訳でメンバーの中のAくんをプッシュします。…はい、格差できました。一部のファンは面白くないでしょう。でも、これは格差というより優先順位だと思います。Aくんが軌道に乗ればBくん、Bくんが順調ならCくん、と徐々に増やすしかない。ファンは盲目になりがちだし、その方が応援していて楽しいけれど、時に冷静になってみるとまあこの子が推されるの妥当かな。と思えることも多いはず(いつもそうとは言わない)。

 

プッシュされたアイドルは結果を残さないと、他のファンからだんだん白い目で見られる。何故ならその子しか前に出ていないように見えてしまうから。所謂“推され”扱いです。そして、他のメンバーも自分に出来ることを磨いて、その時が来たら結果を出せるよう最大限の準備をしなければいけない。歌でもダンスでもMCでもお芝居でも。楽器やプロデュースなども含めていろんな道がある訳ですから、このグループでは俺がこの分野を引っ張る!という役割分担がきちんと出来ると強いはずです。結果的に自分自身の武器になるし。

 

jrファンでも、このグループでデビューしたら格差が!だからこっちのが良い!みたいな意見よく見ます。(特に某キンプリ界隈)グループの好みがあるのは当然なので、気持ちはわからんでもないけれど、デビューのチャンスをそれで逃しちゃっていいの?とは思う。だって、同世代でそんなに何組もデビュー出来ないでしょ?うかうかしてるとハイハイ辺りに先越されるだけな気がしてならない。とか言ってる間にも東京B少年なるグループもでてきた。

 

今の時代デビューしたから流行るわけでもないし、今後の保証だってできないけれどやっぱりデビュー組とjrには大きな差がある。だからjrもデビューを目指しているはず。メンバー構成にこだわった結果デビューできないのと、一番手のメンバーでは無かったけれどデビューできるのならどちらが良いんでしょうね。ま、ジャニーさんしか決められないんでどちらが良いとか関係ないのか。

 

何にしても、適材適所って大事です。歌が上手い人にはソロパートを、ダンスが上手い人はカッコいいダンスパートを、喋りが上手い人にはMCやバラエティを、芝居が上手い人には演技のお仕事を。そうやって分担した方が結果的にグループの為になると思うし、平等よりいいと思っています。ファンは平等が好きだから、歌は下手な子も上手い子もみんなにソロパートを!ダンスは下手な子に合わせて簡単に!とか言ってたら…ねえ?本当にそれでいいの?って思ってしまいます。

 

とりあえず、そろそろ誰かしらデビューして欲しいな。今の感じjrもそのファンも結構キツいな…と思う今日この頃です。